実績紹介

2018年2月 臭気調査

●臭気調査

臭気調査の難しさというのは、臭気が目に見えないというところにあります。臭いはしているじゃないかといった指摘もありますが、この臭いが感覚(脳)にも影響を受けるので難しいのです。個人差として、臭う・臭わないの差もありますし、その臭気を快と感じるか、不快と感じるかといった違いもあります。また、一度気になった臭いは頭にこびりついてしまうといったこともありますし、順応といって臭いに慣れてしまうこともあります。そのため住んでいる人は何も感じないのに、周辺からクレームがくるといったこともあります。時間や風速、音の大きさのように機器で客観的なデータが示せればいいのですが、それも難しいです。厳密にいえば、機器で測定することは可能です。例えばアンモニアであれば、空気中の濃度を測定して臭いの強さを調べることはできます。しかし、尿や大便を例にとっても、そのニオイを構成する要素はアンモニアだけではありません。スカトールなど何種類もの成分が混じっています。この成分を全て調べるとなると、物理的にも大変ですし、費用的にも大変です。しかも、強い臭気であればまだ調べやすいですが、なんの臭いかわからない、人によって気になる人もいれば、気にならない人もいるとなると調べるのは大変です。色々な手法を駆使して調査するのはそのためです。先日は、臭気の成分の分析を行いました。こういった調査も行っておりますので、お困りの際はご用命ください。