ブログ

赤チン

●赤チン

ブログお読みいただきありがとうございます。消臭・消毒のクリナーズスタッフ横山です。

「赤チン」といえば、年配の方はわかるかもしれませんが、最近の若い方にはわからないかもしれませんね。傷口の消毒といえば、昔は「赤チン」でした。今は消毒の仕方や、絆創膏など、新しい考え方が出てきて、様々な方法があります。唾をつけておけば治るというのも昔はよく言われました。この「赤チン」ですが、2019年5月31日をもって。日本薬局方から削除されることになりました。俗称が「赤チン」のマーキュクロム液ですが、「有機水銀剤」マーキュクロムの1~2%の水溶液で、色が緑がかった赤褐色だったため、「赤チン」と呼ばれるようになりました。1960年以降、水銀の公害問題が発生、赤チンの製造過程で、水銀の廃液が発生することから、生産が敬遠されることになりました。また1973年には原料の国内生産が中止されています。その後も、愛用者の方の要望を聞く形で、海外からの原料の輸入により生産は続けられていました。しかし、先の薬局方からの削除に続き、2016年6月に公布された「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」によって、マーキュクロム液は2020年12月31日をもって製造禁止になることが決まっています。国内では1社がそこまでは製造・販売するようですね。私も小さい頃は「赤チン」のお世話になりました。長いことお疲れ様でした。