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初めてのネズミ駆除

9月に入社した野々山です。

先日、初めてのネズミ駆除を行い、ショックを受けたことをつづりたいと思います。

高齢の女性が住む長屋でのネズミ駆除の依頼がありました。
現場は3軒並びの長屋です。

依頼主は足が悪く、ヘルパーさんの介助を受けて暮らしていらっしゃいます。
お宅を見せてもらうと、あちらこちらにラットサイン(ネズミの糞)が見受けられます。
玄関の靴棚の上、寝室の窓際、台所の棚の上、お仏壇の上、
依頼主の足が悪いこともあり、ネズミにとってはやりたい放題といった様子です。
ヘルパーさんによると、時々ペットボトルのお茶までかじられているというので、
なんとか駆除を成功させ、安心して生活してもらいたいと気持ちが高まります。

さっそく、餌とトラップを仕掛けて1週間様子を見ることにしました。
すると、1週間を待たずして、依頼主からご連絡が入りました。
トラップにねずみが引っ掛かっているので回収してほしいという依頼です。
現場に向かうと、冷蔵庫の横のわずかな隙間に仕掛けたトラップに
クマネズミが引っかかっていました。

そして、餌を食べた形跡もあり、毒餌に交換します。
毒餌を食べてくれれば、トラップに引っかからなくても、
巣や、別の場所で駆除することができます。

そして、1週間後、毒餌を仕掛けた床下を除くと、
嫌な臭いが…
哺乳類が死んで腐敗した独特な臭いが襲い掛かってきました。
ネズミ駆除としては成功ですが。
この状況は、あまり気持ちのいいものではありません。
トラップを調べると、
折り重なるようにして死んだネズミや(何匹なのか一瞬分からないくらい朽ちていました)
粘着トラップに挟まれるように死んでいるネズミ、
比較的きれいな状態で、足を取られてしまった小ぶりのネズミなど
合計4匹の駆除に成功しました。

その後も、毒餌の喫食量は減り、
最終的にはほぼ食べられていない状況になりました。
無事にネズミ駆除に成功したようです。
しかし、古い長屋は1度駆除しても、またすぐに隣近所から侵入することもおあるため
油断大敵です。
食べ物を不用意に放置しない事など、
日ごろから基本的なネズミ対策の徹底が必要です。